店長を任されて数年。店も不安なく回せるようになったのに、給料は変わらず。上の席は埋まっていて先が見えない。
実際、店長として長く経験を積んでいても、思うように給料が上がらないことはあります。
実際に厚生労働省の賃金統計にも、飲食業の月給は30代で27万、40代で30万、その差はたった3万と10年働き続けても給料が大きく上がらない(期待できない)と裏付けられています。
- 店長経験を活かせる転職先3つ
- 店長の転職で使える経験の言語化ステップ
- 年収アップと休日の増加を両立させるコツ
店長として積み重ねてきた経験を、今の会社だけで終わらせるのはもったいないことです。変わりたいと思った今こそ、別の会社でその経験を活かす道にも目を向けてほしいのです。
ただ転職すればいいわけではなく、どの会社を選ぶかが重要です。変わらない今後10年を過ごす時間を作らないよう、店長経験を活かした次のステップを見つけましょう。
店長から転職して、年収は増え、休日は休める?
結論から言えば、可能性はあります。
今の会社では昇給や休日の改善が難しくても、店長経験をより高く評価する会社へ移れば、待遇を変える道が開けます。
個人経営の飲食店と大手チェーン店では、給与制度や休日を支える人員体制、昇格の機会が異なります。店長としての成果が評価されれば、高級業態の店長やSV、エリアマネージャーへ進む選択肢も生まれます。
今の会社で待遇が頭打ちでも、店長としての可能性まで頭打ちとは限りません。では、どんな転職先を目指せるのでしょうか。
店長経験を活かせる3つの転職先

店長経験を活かした転職には、店長として、現場の最前線でさらに上を目指す道、現場を離れ、複数店舗のマネージメントへ進む道と大きく2つの道があります。
これからも現場で腕を磨きたいのか、それともより広い視点で店舗経営に携わりたいのか。自分はどちらの道に進みたいのか。そんな視点で、3つの転職先を見ていきましょう。
- 高級業態の店長
- SV(スーパーバイザー)
- エリアマネージャー
- 3つの転職先の違い
高級業態の店長
「現場が好き、店長としてもっと上を目指したい」。そんな人には、高級業態の店長という道が合っています。
今まで培ってきた経験(売上管理、スタッフの採用・育成、店舗環境の改善)は、店舗の規模や価格帯が変わっても活かせます。
より大きな売上やサービス品質を任される環境であれば、店長としての経験をさらに磨けます。さらには責任に見合う給与水準や昇給制度のある会社を選ぶことで、現場に立ち続けながら年収アップを目指せます。
SV(スーパーバイザー)
「店舗運営の手ごたえは感じている、ほかの店舗を見る余裕はある」そういった方はSV(スーパーバイザー)の道も視野に入れられます。
ひとつの店舗で、実績を残した打ち手がそのまま他店でも使えるとは限りませんが、課題発見と施策立案そして実行力は、他店舗の改善にも活かせるでしょう。
特に、自分が不在でも店舗を回せるチームを育てた経験は、SVのポジションにおいて大きな強みになります。担当する店舗数が増えることで、おのずと会社へ貢献する売上は大きくなりますので、その分の責任は増えますが、収入アップは十分に見込めるでしょう。
エリアマネージャー
「経営には自信がある、磨き上げた経営センスは大きな規模で活かせる」。そう感じている人はエリアマネージャーの道に挑むのもよいでしょう。
一店舗の成果を、エリア全体の成果へ。SVよりも経営者に近い立場で裁量を広げ、管理職としての高いい収入を目指せるキャリアです。もちろん経営陣への参画の近道でもあります。
ただし、SVやエリアマネージャーは、他にも経験豊富な候補者が集まる競争の激しいポジションです。生半可な覚悟では実現できる可能性は低いので相応の覚悟を決めて挑みましょう。
3つの転職先の違い
3つの転職先は、任される仕事も、裁量の大きさも、収入を伸ばす道筋も異なります。今の自分の経験をどこで活かしたいか、これからどんな働き方をしたいかを考えながら、違いを比べてみましょう。
| 転職先 | 店長経験の活かし方 | キャリア・収入 |
|---|---|---|
| 高級業態の店長 | より高単価の業態で実践する | 最前線の現場で収入を上げる |
| SV | 成功体験を複数店舗に応用する | 複数の店長を管理する立場で収入を上げる |
| エリアマネージャー | 経営手腕を管轄店舗全体に活かす | より経営者に近い立場で収入を上げる |
どのポジションを目指すかによって、店長経験の活かし方も、その先のキャリアや年収も変わります。自分の経験をどこで、どう活かせるのか。次のキャリアの可能性をparingで探してみませんか?
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年収アップの鍵は、店長経験の言語化にある

ほとんどの店長は、自分の経験の価値を理解しないまま転職し、失敗しています。
あなたは、自分の店長経験が転職市場でどれほど評価されるのか、分かりますか?
売上管理、利益改善、人材育成。日々当たり前にこなしてきた仕事にも、市場価値はあるのです。しかし、その価値を把握していなければ、面談や条件交渉時も十分にアピールすることはできません。
自分の強みを伝えられる方法を知っておきましょう。
- 店長経験を言語化する4ステップ
- 言語化した経験を伝える具体例
店長経験を言語化する4ステップ
まずは次の4ステップで、普段の仕事を自分の強みとして伝えられるように言語化しましょう。
まずは業態や店舗の規模、スタッフの人数、自分が担当していた業務を書き出します。何人のシフトを組み、どこまで売上や仕入れを管理していたのか具体的に書き出すのがポイントです。
売上の最大化や利益改善の課題に直面した時に、どんな手を打ったかを思い出してください。客単価を上げる戦略、発注先の見直し、人員配置の見直しなど、具体的に起こした行動やその際の数字の変化を言葉にできるようにしておきましょう。
マネージメントの具体策も言語化できるように書き出しておきましょう。新人への教え方やマニュアル、スタッフ同士の連携の環境づくりやルール化、副店長にどんな仕事を任せていたかなど、どんな工夫をしてチームを動かしてきたかを具体的に。
例えば、欠員時のシフト調整、発注ミスを犯さないための予防策、お客様からのクレームなど、店舗で自分たちが困ったときに、どう対処してきたか、どう予防してきたかを振り返りましょう。
言語化した経験を伝える具体例
言い換えの例を参考にしてみてください。
「売上管理とスタッフの育成に専念していました」
「売上管理とスタッフの教育に専念していました。具体的には、客単価を上げるために、注文時のセット提案をオペレーションに加えたことで、単価が○○円ほど上がりました。また、新人の独り立ちまでに時間がかかっていたため、習熟度に応じた個別指導に切り替えることで、期間を○週間短縮しました。」
重要なのは、大きな成果を並べることではなく、普段の仕事で「何を見て、どう判断し、何をしたか」という言葉に置き換えること。それらの行動によって何が変わったのか、数字で示せればさらに説得力が増します。
こうして言葉にすると、自分には当たり前だった仕事も、他社で活かせる経験として見えてきます。店長という肩書ではなく、何を考え、どう動いてきたかを伝えられることが、待遇を変える一歩になります。
年収600万円と休日増加を叶える会社の特徴

店長経験を言語化できたら、次はいよいよ求人を探す段階です。
仮に店長職で、年収は600万円、週休二日が実現できるのは、評価制度と運営体制がしっかり整備されている会社に他なりません。求人を比較するときの目安として押さえておきましょう。
- 年収600万円を狙える給与・評価制度
- 店長が休める体制づくり
- 年収600万円と休日を両立できる会社
年収600万円を狙える給与・評価制度
年収アップにつながるのは、店長の経験や役割を給与に反映し、昇給・昇格の実績がある会社です。例えば、店舗の利益改善や人材育成を評価する制度があり、店長からSV・エリアマネージャーへの登用実績もあったりする会社。
さらには3年・5年スパンでの新規出店の計画がある会社も間違いなく収入は期待できます。
店長が休める体制づくり
休日が増やせるかどうかは、店長が不在でも店が回っているかに尽きます。副店長や時間帯責任者を配置し、欠員時には他店ヘルプや本部応援の体制がある会社なら、休日を確保できます。実際の休日取得日数や有休消化率なども判断材料になります。
給与制度と休める体制が整った会社を見つけるポイント
年収も上げたいし、休みも欲しいという方は、求人を探す際に次のポイントを抑えておきましょう。
- 給与水準やボーナスの有無
- 昇給・昇格の実績
- 休日取得日数や有休消化率
- 店長不在時や欠員時の運営体制
両方取れる求人となると、選択肢は狭まりますが、無理な条件ということでもありません。
ただしく評価してくれる会社と出会えれば、年収も休日も今より良い条件を獲得することはできます。実際の転職で待遇や働き方はどう変わるのか、次は転職事例から考えてみましょう。
店長経験が評価された転職実例と求人例

店長経験が転職先でどう評価されるのか。pairingの実例を紹介いたします。
30代のTさんは、飲食店5店舗を統括するエリアマネージャーとして働いていました。上位ポストが埋まり、年収も数年間変わらない状況から転職を決意。pairingとの面談で、複数店舗の運営や人材育成、オペレーション改善の経験を強みとして整理し、別の会社のエリアマネージャーへ転職しました。年収は500万円から520万円に上がっています。
この事例で注目したいのは、役職を変えずに、経験を評価する会社へ移ったことです。今の会社で昇給が止まっていても、積み重ねてきた経験を評価してくれる会社への転職によって、年収アップを目指せます。

店長経験者が年収600万円以上と休日を両立する求人例
ハローワークに掲載された、年収600万円を狙えて年間休日107日以上の飲食関連求人を紹介します。
| 職種 | 年収 | 年間休日 |
|---|---|---|
| 飲食店長 | 620万〜700万円 | 107日以上 |
| レストランマネージャー | 540万〜648万円 | 110日 |
| 店長・調理長候補 | 480万〜600万円 | 110日 |
| 店長・調理長候補 | 480万〜600万円 | 110日 |
| 店舗責任者 | 420万〜600万円 | 107日 |
※2026年10月時点の掲載情報です。
このように、一般に公開されている求人だけでも、飲食業界にも年収600万円を目指しながら休日もしっかり確保できる会社はあります。
今の会社では昇給や休日の改善が難しいからと諦める必要はなく。積み重ねてきた経験を、評価してくれる会社に目を向けてほしいのです。
ただし、条件の良い求人ほど応募が集まりやすく、一般には公開されない「非公開求人」として募集されることも少なくありません。また、求人票だけでは実際の休日の取りやすさや評価制度の運用まではわかりにくいものです。
飲食業界専門のpairingでは、これまでの経験や希望する年収・休日数などの条件を伺い、一緒に転職先を探しています。まずは、自分がどんな条件を目指せるのか、ご相談ください。
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店長の転職でよくある質問
- 店長からSVへ、未経験でも転職できますか?
-
もちろんできます。店長として売上改善やスタッフ育成を担ってきた経験は、複数店舗を支えるSVの仕事にもつながります。店舗の課題をどう見つけ、スタッフをどう動かし、何を改善したか。そこまで伝えられれば、SV候補としてアピールできる強みになります。
- 30代・40代の飲食店長でも転職できますか?
-
転職できます。30代・40代の店長経験者には、経験の長さ以外に、ピンチをくぐり抜けてきた回数も若手より多いはず。その時の状況判断力や胆力は大きな強みです。
- 店長の転職で年収600万円は現実的ですか?
-
現実的な目標です。実際に、店長の年収実績が620万〜700万円という飲食店の求人もあります。年収600万円を目指すなら、店長経験が給与に反映される企業や、SV・エリアマネージャーへの昇格ルートがある求人に注目してください。
- SVやエリアマネージャーになれば土日に休めますか?
-
はい、土日休みを実現できます。SVやエリアマネージャーでなくとも、土日休みの求人はたくさんあります。店舗勤務の店長から働き方を変えたい人にとって、有力な転職先です。
- 飲食業界を出たほうが、年収や休日は改善しますか?
-
飲食業界を出ても、年収や休日が改善するとは限りません。飲食業界内でも年収アップと休日の増加は実現できます。重要なのは業界ではなく、転職先の待遇です。
まとめ:店長経験を活かした転職で次のキャリアへ
店長として積み重ねた経験は、他社からはもっと高く評価してもらえるかもしれません。その経験を活かせば、高級業態での店長職やSV、エリアマネージャーといった一つ二つ上のキャリアへも進めます。
今の会社で昇給やキャリアの道が閉ざされたとしても、あなたの成長が止まったわけではありません。
まずは、自分の店長経験がどんな会社で評価され、どのような待遇を目指せるのか。あなたに合ったポジションを私たちparingが責任をもってご紹介いたしますのでお気軽にご相談ください。
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