回転寿司業界での転職を検討している時に「年収水準がよくわからない…」と悩むことはないでしょうか。
特に「くら寿司」のような大手チェーンへの転職を考える場合、最新の給与情報を把握せずに転職活動を進めるのは避けるべきです。
2024年現在、飲食業界は人材獲得競争が激化しており、各社が積極的な待遇改善を実施しているからです。
そんな中、くら寿司は2024年6月に全社員を対象とした一律3万円の給与引き上げを実施しました。
この賃上げにより、くら寿司の平均年収は約535万円まで上昇し、業界内での給与競争力が大幅に向上したといえるでしょう。
海外事業の好調を背景とした今回の処遇改善で、競合との年収差を縮めることにも成功したのです。
本記事では、飲食業界の転職支援を数多く手がけてきた私たちが、以下の内容を詳しく解説していきます。
- くら寿司の最新年収データと役職別給与の詳細
- くら寿司と競合他社との年収比較と業界内の位置づけ
- くら寿司で働くメリットと転職時の注意点
「回転寿司業界での年収アップを目指したい方」「くら寿司への転職を検討している方」は参考になるため、ぜひ最後まで読んでみてください。
くら寿司が一律3万円の給与引き上げを実施した背景

2024年6月、くら寿司は全社員約1,800人を対象に一律で月額3万円の給与引き上げを実施しました。
これにより大卒初任給も23万円から26万円に引き上げられ、平均の賃上げ率は10.73%という大幅なものとなりました。なぜくら寿司はこのような大規模な賃上げに踏み切ったのでしょうか?
- 優秀な人材の確保
- 社員の生活防衛
- 社員のやりがい向上
- 海外事業での好業績
優秀な人材の確保
くら寿司がこの賃上げを実施した最大の理由は、優秀な人材を確保するためです。
近年、飲食業界全体で人手不足が深刻化しており、特に回転寿司業界では大手チェーン間での人材獲得競争が激化しています。
スシローなどの競合他社との差別化を図り、新卒・中途採用において優位に立つためには、魅力的な給与水準を提示することが不可欠となっていました。
実際、くら寿司の賃上げ前の年収水準は、スシローなど一部の競合他社よりも低い傾向にあったのです。
この大幅な賃上げにより、くら寿司は回転寿司業界内での給与競争力を高め、質の高い人材を引きつける体制を整えたといえるでしょう。
社員の生活防衛
もう一つの重要な理由は、社員の生活を守るという観点です。昨今の物価高騰により、食料品や光熱費などの生活必需品の価格が上昇しています。
こうした状況下で社員の生活水準を維持するためには、給与の引き上げが必要だとくら寿司は判断しました。
特に一律3万円という金額は、社員にとって実感できる水準であり、生活防衛に直接役立つ金額といえるでしょう。
物価高の影響をカバーしつつ、社員が安心して働ける環境を整えることで、長期的な定着率の向上も期待できます。
社員のやりがい向上
賃上げの効果は金銭面だけではありません。社員のモチベーションや、やりがいの向上も重要な目的の一つです。
給与が上がることで、社員は自分の仕事が会社から適切に評価されていると感じ、より意欲的に業務に取り組むようになります。
特に飲食業界は労働環境が厳しいというイメージもあるため、適切な処遇を示すことで社員の自己肯定感を高め、仕事へのプライドを育む効果も期待できます。
実際、くら寿司では賃上げ後に社員のモチベーション向上が見られたという報告もあります。
海外事業での好業績
くら寿司がこのような大幅な賃上げを実施できた背景には、アメリカでの事業が非常に好調であることも大きく関係しています。
くら寿司は2009年にカリフォルニア州アーバインに1号店をオープンして以来、アメリカ市場で着実に店舗数を拡大してきました。2024年7月末時点でアメリカ国内の店舗数は64店舗に達し、2019年のナスダック上場時の23店舗から大幅に増加しています。
2025年には70店舗に拡大する見込みで、将来的には300店舗の展開も視野に入れています。
営業利益も前年同期の50万ドルから130万ドルへと増加し、営業利益率は2.7%と前年同期の1.2%の2倍以上に向上しました。
このような海外事業の好調な業績が、日本国内の社員への利益還元を可能にした大きな要因といえるでしょう。
この流れは、人材確保を最優先課題とするフード業界全体での賃上げ傾向を反映したものでもあります。
次に、くら寿司の最新の年収データを詳しく見ていきましょう。
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くら寿司の職種別平均年収

くら寿司で働く社員の年収は、役職や勤続年数、業績などによって異なります。
ここでは最新の年収データをもとに、くら寿司の平均年収と役職別の給与水準を詳しく解説します。
- くら寿司の平均年収データ
- くら寿司の役職別年収データ
- くら寿司の賞与
- くら寿司の求人データから見る想定年収
- くら寿司のアルバイト・パートの時給と年収
くら寿司の平均年収データ
日本経済新聞の調査によると、くら寿司の全社員の平均年収は約499万円と報告されています。
この数字は役員を除く正社員の平均値であり、実際には役職や経験によって大きな差があります。
一般社員の年収は300万円後半から400万円台が中心となっており、店長クラスになると500万円前後が目安となります。さらに上位の役職者になると700万円台も目指せる給与体系となっています。
ただし、この数値は2024年6月の一律3万円賃上げ前のデータであるため、現在の実際の平均年収はこれよりも高くなっていると考えられます。
年間で計算すると36万円の上昇となるため、現在の平均年収は530万円前後になると推測されます。
くら寿司の役職別年収データ
くら寿司の役職別の平均年収は以下のようになっています。
| 役職 | 平均年収 |
|---|---|
| 一般社員 | 約300万~400万円 |
| セクションリーダー | 約350万~400万円 |
| 統括リーダー | 約416万円 |
| 店長 | 約500万円(400万~500万円台が中心) |
| 係長 | 約561万円 |
| 課長 | 約734万~745万円 |
| 部長 | 約885万~899万円 |
※役職や店舗規模、業績、地域によって差があります。
この表からも分かるように、くら寿司では役職が上がるにつれて年収も大きく上昇する傾向があります。
特に課長以上になると年収700万円を超え、部長クラスでは900万円近くまで到達する可能性があります。
くら寿司の賞与
くら寿司の賞与制度については、一般的な形とはやや異なる特徴があります。
一般社員に対しては基本的に賞与はなく、年俸制で給与が支給される仕組みとなっています。
ただし、例外として一月の売り上げが特に多かった月には、ボーナスが支給されることもあります。これは業績連動型の臨時ボーナスと考えられます。
また、店長以上の役職者に対しては決算賞与が支給される制度があります。
会社の業績に応じて支給額が決定され、役職が高いほど支給額も増える傾向にあります。
くら寿司の求人データから見る想定年収
くら寿司の中途採用ページによると、店長クラスの想定年収は276万円~900万円と幅広く設定されています。
これは経験や能力、店舗の規模などによって大きく変動することを示しています。
同社のキャリアアップに伴う年収例としては、以下のようなモデルケースが紹介されています。
- 店長(28歳):422万円
- SV(スーパーバイザー、32歳):504万円
- AMG(アシスタントマネージャー、33歳):557万円
- MG(マネージャー、35歳):650万円
このように、年齢とともにキャリアアップすることで年収も着実に上昇していく見込みがあります。
特に30代前半からの昇進が順調に進めば、同年代の平均年収を上回る水準に到達できる可能性が高いといえるでしょう。
くら寿司のアルバイト・パートの時給と年収
くら寿司でアルバイトやパートとして働く場合の時給は、地域や時間帯によって異なります。
全国平均では約1,124円、東京都内では1,163円~1,300円が一般的な水準となっています。
深夜(22時以降)は時給が1.25倍になるため、1,350円~1,688円程度まで上昇します。この時給をもとに週20時間、月80時間働いた場合の月収は約9万円、年収は約108万円となります。
もちろん勤務時間によって大きく変動するため、一概には言えません。
くら寿司では優秀なアルバイトスタッフに対して正社員登用制度も設けられており、将来のキャリアアップの可能性も開かれています。
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くら寿司と他の回転寿司チェーンの年収を比較

くら寿司の年収水準を正確に把握するためには、競合他社との比較が欠かせません。
ここでは、主要な回転寿司チェーンや外食産業全体との比較を通じて、くら寿司の給与水準の位置づけを明らかにします。
- スシロー・はま寿司・かっぱ寿司との年収比較
- 外食産業内の平均年収ランキングでの位置づけ
- 2024年の一律給与3万円アップで改善の見込み
スシロー・はま寿司・かっぱ寿司との年収比較
日本の主要な回転寿司チェーンの年収水準を比較してみましょう。
| 回転寿司チェーン | 全社員平均年収 | 店長平均年収 | 一般社員年収 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| スシロー | 約537万~554万円 | 約617万~642万円 | 450万円前後 | 回転寿司業界でトップクラスの年収水準。親会社「FOOD & LIFE COMPANIES」の好業績が背景 |
| くら寿司 | 約499万円(賃上げ前) 約535万円(賃上げ後推定) | 約500万円 (400万~500万円台) | 約300万~400万円 | 2024年6月に一律3万円の給与引き上げを実施。海外事業(米国)が好調 |
| はま寿司 | 434万円 | 約450万~500万円台 | 約300万円台~ | ゼンショーグループ傘下。グループ全体では高水準だが、単体ではやや低め |
| かっぱ寿司 | 436蔓延 | 約400万~450万円 | 約280万~350万円 | フードイノベーショングループ傘下。業界内では比較的低め |
※上記の数値は公開情報や転職サイト、口コミ情報等から集計した概算値です。実際の年収は勤続年数、地域、個人の評価、店舗規模などによって変動します。
※くら寿司の2024年の一律3万円賃上げにより、スシローとの年収差は縮まっている可能性があります。
この表から、スシローが回転寿司業界では最も高い年収水準を維持していることがわかります。くら寿司は2024年の賃上げにより、業界内での給与競争力を高めているといえるでしょう。
スシローの全社員平均年収は約537万~554万円、店長の平均年収は約617万~642万円と、回転寿司チェーンのなかでも非常に高水準です。
親会社である食品スーパー「FOOD & LIFE COMPANIES」の事業拡大や好業績を背景に、高い給与水準を維持しています。はま寿司(ゼンショーグループ)の一般社員は300万円台~、店長クラスで400万円台後半~500万円台が目安とされています。
ゼンショーグループ全体では高い年収水準がありますが、はま寿司単体ではスシローよりもやや低めの傾向があります。
くら寿司の全体平均年収は約499万円(賃上げ前)、店長で400万~500万円台が中心です。一律3万円の賃上げ後は、平均年収が530万円前後まで上昇していると推測されます。
これらを総合すると、回転寿司チェーンの年収順位は「スシロー>くら寿司≒はま寿司」という順になり、くら寿司はスシローより年収が低く、はま寿司と同程度かやや上回る水準といえるでしょう。
ただし、2024年の大幅賃上げにより、この差は縮まっている可能性があります。
外食産業内の平均年収ランキングでの位置づけ
くら寿司の年収は外食産業全体のなかでは、中位~やや上位に位置しています。
大手外食チェーンの平均年収と比較すると、マクドナルド(544万円)、サイゼリヤ(524万円)、すかいらーく(487万円)などと同程度かやや下回る水準です。
一方、外食業界全体の平均年収(約310万~420万円)と比べると、くら寿司の平均年収は明らかに高い水準にあります。
ただし、外食業界トップの企業(コメダホールディングス、ゼンショーホールディングス、吉野家ホールディングスなど700万円超)と比べるとまだ差があるのが現状です。

2024年の一律給与3万円アップで改善の見込み
くら寿司が2024年に実施した一律3万円の給与アップは、年収ベースで考えると年間36万円の増加になります。
これにより平均年収は499万円から535万円程度まで上昇する可能性があります。この賃上げの背景には、年収水準が競合他社(特にスシロー)よりも低かったことや、海外事業の好調による利益増加があります。
賃上げ後は、スシローとの年収差が縮まり、回転寿司業界内での給与競争力が高まったといえるでしょう。
さらに、今後も海外事業の成長が期待されていることから、業績が好調に推移すれば追加の賃上げが行われる可能性もあります。
くら寿司がこのように利益を社員に還元する姿勢を示したことは、「従業員を大切にする企業文化」の表れともいえるでしょう。
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くら寿司の年収に影響を与える要素

くら寿司で働く社員の年収は、さまざまな要素によって決定されます。
ここでは、年収に影響を与える主な要素について解説します。
- 役職
- 賞与や各種手当
役職
くら寿司の給与システムは、転職サイトの情報によると非常に明確でわかりやすい仕組みになっています。基本的に役職によって給与が決まるシステムであり、不明瞭な部分が少ないという特徴があります。
一般社員からセクションリーダー、統括リーダー、店長、そして本部の管理職(係長、課長、部長)へと昇進するにつれて、給与も段階的に上昇していきます。
きちんと役職の仕事をこなし、期待される成果を挙げていれば、それに応じた評価と年収が約束されています。この明確な役職・給与体系は、キャリアパスの見通しが立てやすく、目標設定がしやすいというメリットがあります。
自分が次のステップで何を目指せばよいのかが分かりやすいため、モチベーション維持にもつながるでしょう。
賞与や各種手当
くら寿司では、一般社員には基本的に賞与はなく年俸制となっていますが、店長以上の役職者には決算賞与が支給されます。
特に、年間MVP店長に選ばれると、給与3ヶ月分相当が支給される特別制度もあります。また、さまざまな手当も年収を構成する重要な要素となっています。
- 超過勤務手当
- 通勤手当
- 扶養手当
- 住宅手当(補助対象店舗の場合)
- 単身赴任手当
- 海外赴任手当(16万円~)
特に海外赴任手当は、海外展開に力を入れるくら寿司ならではの手当といえるでしょう。アメリカなどでの勤務を希望する社員にとっては、大きなインセンティブとなりそうです。
これらの手当は、基本給に加えて実質的な収入を増やす重要な要素となります。
特に家族構成や住居の状況、勤務地などによって、手当の金額は大きく変わってくるため、同じ役職でも実質年収に差が出ることもあります。
くら寿司で働くメリット

くら寿司で働くことには、年収面以外にもさまざまなメリットがあります。
ここでは、同社で働くことの主なメリットを紹介します。
- 充実した福利厚生と独自制度
- 昇格・昇給スピードの速さ
- 大手チェーンとしての安定性
充実した福利厚生と独自制度
くら寿司の福利厚生は非常に充実しており、社員の生活と成長をサポートするさまざまな制度が整っています。
- 社内FA制度
社内で異動希望を出せる制度で、自分のキャリアを主体的に設計できます - 海外研修
海外店舗での研修機会があり、グローバルな視点を養えます - 社内独立支援制度
将来独立を目指す社員をサポートする制度もあります - 各種社会保険完備
雇用、労災、健康、厚生年金などの社会保険が完備されています - 社宅制度、社員持株会
住居の心配を軽減し、資産形成も支援します - 結婚・出産祝い金制度
ライフイベントをお祝いする制度もあります - 各種施設利用割引制度
ディズニーリゾート、関連宿泊施設などの割引が利用できます
特筆すべきは、海外研修制度と海外赴任手当(16万円~)の充実ぶりです。くら寿司がグローバル展開を重視している表れといえるでしょう。
また、就労ビザ取得サポートなども整備されており、海外でのキャリア形成を考える社員にとって大きな魅力となっています。
昇格・昇給スピードの速さ
くら寿司の特徴の一つに、若手にもチャンスがある風土があります。
能力と実績があれば、年齢に関わらず昇格のチャンスがあり、入社数年で店長に昇格した例も少なくありません。
前述の役職別年収データでも示されているように、店長(28歳で422万円)からSV(32歳で504万円)、AMG(33歳で557万円)、MG(35歳で650万円)と、年齢に応じたキャリアアップモデルが明確に提示されています。
この昇格スピードの速さは、意欲的な若手社員にとって大きなモチベーションとなるでしょう。
自分の頑張りが評価され、早いペースでキャリアアップできる環境は、成長志向の強い人材にとって魅力的です。
大手チェーンとしての安定性
くら寿司は、スシローやはま寿司と並ぶ回転寿司業界大手の「三強」の一角を占める企業です。
国内に500店舗以上を展開し、海外でも順調に店舗数を拡大しています。
このような企業規模の大きさと安定性は、長期的なキャリア形成を考えるうえで重要な要素です。
特に海外事業の好調さは、今後の企業成長を予測させるポイントです。
アメリカでの店舗展開は順調に進んでおり、将来的には300店舗まで拡大する計画もあります。
このように拡大基調にある企業で働くことは、将来のキャリアの幅を広げることにもつながるでしょう。
企業の基盤が盤石であることは、安定した給与の支払いや福利厚生の充実、さらには将来の昇給や賞与の期待にもつながります。
2024年の一律3万円賃上げも、企業の健全な財務状況があったからこそ実現できたものといえるでしょう。
くら寿司で働くうえで注意すること

くら寿司で働くメリットがある一方で、働く前に知っておくべき注意点もあります。
ここでは、くら寿司で働く際に考慮すべきポイントを解説します。
- 勤務時間の長さ
- シフトの厳しさ
- ピーク時の業務負荷の大きさ
- 他業種との年収格差があるケースも
勤務時間の長さ・シフトの厳しさ
くら寿司に限ったことではありませんが、外食産業全般にいえることとして、勤務時間が長くなりがちという特徴があります。
店舗運営では、開店前の準備から閉店後の片付けまで、長時間の勤務が必要になることも少なくありません。
また、シフト制の勤務体系であるため、土日祝日や夜間の勤務が基本となります。
一般的なオフィスワークとは異なり、平日の昼間に休みが多くなるケースもあるため、家族や友人との予定が合わせにくいというデメリットもあるでしょう。
ただし、くら寿司ではワークライフバランスの改善にも取り組んでおり、店舗の運営システムの効率化や労働環境の整備なども進められています。
入社前にはシフトや勤務時間について十分に確認し、自分のライフスタイルと両立できるかを検討することが大切です。

ピーク時の業務負荷の大きさ
回転寿司店の特性上、特定の時間帯や曜日に客足が集中する傾向があります。特に土日や祝日、学校の長期休暇期間などは非常に混雑し、業務負荷も大きくなります。
また、くら寿司の特徴的なサービスである「びっくらポン」が人気アニメやキャラクターとコラボしている期間は、通常以上に来店客が増加することがあります。
こうした繁忙期には、通常以上の業務量と精神的なプレッシャーに対応する必要があります。
忙しい時間帯でも冷静に対応できる精神力や、テンポ良く業務をこなせる体力が求められるため、入社前にはこうした環境に適応できるかどうかを考慮することが大切です。
他業種との年収格差があるケースも
先に説明したように、くら寿司の年収水準は外食産業内では比較的高い位置にありますが、IT業界や金融業界など、他の業種と比較すると年収格差を感じる場合もあります。
特に大卒の同期が他業種で働いている場合、キャリアの初期段階では年収差を感じることもあるかもしれません。
ただし、くら寿司では役職が上がるにつれて年収も大きく上昇する傾向があり、課長や部長クラスになると500万円台から800万円台まで達する可能性もあります。
また、2024年の一律3万円賃上げの例にあるように、くら寿司は業績に応じて社員に還元する姿勢を示しています。
今後も海外事業の拡大などによる業績向上が続けば、さらなる年収アップが期待できる可能性もあるでしょう。
くら寿司へ転職したい方向けの採用フローと対策

くら寿司への転職を検討している方に向けて、採用プロセスの流れと各段階での対策について解説します。
- エントリー
- 書類選考
- 面接(2回)
エントリー
くら寿司への応募は、公式サイトの採用ページからエントリーするのが一般的です。エントリーでは基本的な個人情報や経歴などの入力が中心となります。
この段階では特に難しい対策は必要ありませんが、募集要項をしっかりと確認し、自分の希望する職種や勤務地などを明確にしておくことが大切です。また、応募書類は漏れなく正確に記入し、誤字脱字がないかもチェックしましょう。
書類選考
書類選考では、履歴書や職務経歴書、自己PRなどが審査されます。この段階でくら寿司の企業理念を理解し、それに沿った自己PRを作成することが重要です。
くら寿司の企業理念は「食の変革」です。以下に企業理念を引用するので、熟読しておきましょう。
「食の変革」
アイデンティティのある商品・店舗づくり
くら寿司株式会社は、社会に対してアイデンティティ(独自性・存在性)を明確にプレゼンテーションする企業です。
「Food Revolution = 食の変革」を目指し、事業を展開していきます。
存在価値の創出・提供
存在価値とは何か、商品で言えば、他にないものを創りだすこと。
店舗であれば、独自のシステムを創りだすこと。
くら寿司株式会社は回転寿司業界のなかでは後発企業ですが、独自性・存在価値を追求し、発展を続けています。先発企業に学ぶものは少なく、回転寿司事業における商品・店舗・運営方法に先進的なオリジナルシステムを導入。
新しい何かを常に創りだしていくマネージメント環境のものと、明確な存在価値を創出し、提供し続けます。
食の本来あるべき姿を提供する
くら寿司株式会社のコンセプトは「安心・美味しい・安い」。
創業当時から、すべての食材において化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を一切使用しておりません。※それは、お客様の立場にたって「食」の提供を行うことこそが、外食産業のあるべき姿だと考えているからです。
※海外店舗においては最大限、無添加での提供に努める。
これらの理念をよく理解したうえで、自分がこの理念に沿ってどのような価値を企業へ提供できるかをアピールすることが大切です。
例えば、『安心・美味しい・安い』という基本コンセプトに共感し、食の安全性や品質向上に貢献したい意欲などをアピールするとよいでしょう。

面接(2回)
くら寿司の採用面接は通常2回おこなわれます。
面接では、実際の業務に関する質問や、対応力を問う質問が多く出されます。
- 「びっくらぽんとは何か?」など、くら寿司の特徴的なサービスについての質問
- 店舗を利用した経験に基づく改善点を尋ねる質問
- 「子供がお茶をこぼしたらどう対応するか?」など、実際の接客場面での対応力を問う質問
- 他の回転寿司チェーンとの差別化について
これらの質問に対応するためには、事前にくら寿司の店舗を実際に利用し、サービスや商品、店舗環境などをよく観察しておくことが大切です。
また、くら寿司の特徴である「無添加」へのこだわりや「びっくらポン」などの独自サービスについても理解しておきましょう。さらに、他の回転寿司チェーンとの差別化ポイントについても、事前に業界研究をしておくことが重要です。
くら寿司ならではの強みや特徴を把握し、それに対する自分の考えを整理しておくとよいでしょう。
面接では、店舗での実践力や対応力、思考力が重視されます。具体的なエピソードを交えながら、自分の経験やスキルをアピールすることが大切です。
また、くら寿司の企業理念や価値観に共感していることも伝えられるとよいでしょう。
まとめ
くら寿司の年収と給与水準について詳しく見てきました。2024年6月に実施された一律3万円の給与引き上げにより、くら寿司の平均年収は499万円から535万円程度へと上昇したと推測されます。
この大幅な賃上げの背景には、優秀な人材確保への取り組み、社員の生活防衛、そして海外事業(特にアメリカ)での好業績がありました。
役職別に見ると、一般社員で300万円台後半~400万円台、店長で500万円前後、課長クラスで730万円台、部長クラスで900万円近くと、役職に応じた明確な給与体系が整備されています。
回転寿司業界内では、スシローよりはやや低いものの、はま寿司と同程度かやや上回る水準にあり、外食産業全体のなかでも比較的高い位置にあるといえるでしょう。
くら寿司で働くメリットとしては、充実した福利厚生や独自の支援制度、昇格・昇給スピードの速さ、大手チェーンとしての安定性などが挙げられます。
一方で、外食産業特有の長時間勤務やシフトの厳しさ、繁忙期の業務負荷の大きさなどは課題ですが、今後状況が改善することも期待できるでしょう。
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